映画やテレビドラマで活躍中の佐々木蔵之介さん。
佐々木さんの実家が酒蔵なのは、有名かもしれません。
しかしその酒蔵が、どこにあって、どんな特徴のあるお酒を造っているのか、知っている人は少ないかもしれません。
今回は、佐々木蔵之介さんの酒蔵である、「佐々木酒造」について、迫っていきたいと思います。
最後までお付き合い、よろしくお願いします。
佐々木蔵之介の酒蔵の場所
佐々木蔵之介さんの実家の酒蔵である「佐々木酒造」は、「京都府京都市上京区日暮通椹木町下ル北伊勢屋町727」にあります。
交通手段は、以下の通りです。
- 市バス「丸太町智恵光院」下車、徒歩5分
- 市バス「千本丸太町」、または市バス「堀川丸太町」下車、徒歩10分
- 地下鉄東西線「二条城前」下車、徒歩15分
佐々木酒造は、かつて豊臣秀吉の邸宅であった「聚楽第」跡地の南の端にあります。
この辺りは、良質な地下水が豊富にあり、古くから酒、豆腐、生麩などの、水に関する産業が盛んな地域でした。
なぜこんなに良質な水が豊富かというと、京都地域は三方を山に囲まれた盆地になっていて、それぞれの山の岩盤を伝って地中に潜り込んだ水が水瓶になる地形となっているからだそうです。
京都の酒蔵は、洛外に位置している伏見に多くありますが、佐々木酒造は、洛中に唯一ある酒蔵です。
もともと京都の酒造りの起源は洛中であり、室町中期には300軒の酒蔵があったのですが、現在では、佐々木酒造だけになりました。
佐々木蔵之介の酒蔵の特徴
佐々木酒造の特徴を表す言葉に、「洛中伝承」というものがあります。
洛中伝承とは、洛中における酒造りの伝統を守り続けるという、創業以来の精神を凝縮したものです。
この辺りは上質な地下水が豊富で、千利休が茶の湯も使ったといわれる「銀明水」と同じ水脈の地下水を汲み上げ、現在でも仕込み水に使用しています。
お酒がおいしくなるには、上質な水が必要なんですね!
原料の米は、京都産のものを使い、酵母は、産業技術総合研究所、京都市産業技術研究所と佐々木酒造の共同で開発した、吟醸酵母「京の琴」を使用してます。
この酵母を使うと、従来の吟醸酵母よりもフルーティーな香りが高く、まろやかな味わいになるとのことです。
佐々木酒造のホームページで商品ラインナップを見てみると、以下のカテゴリーに分けられています。
日本酒好きはもちろん、あまり日本酒を飲まない人にも好まれる商品もラインナップしています。
- 秀吉が愛した銀明水の酒・・・聚楽第、西陣、聚楽菊
- 杜氏・田中豊人渾身の特別酒
- 川端康成が好んだ、京の酒「古都」
- 京に溶け込む、洛中伝承の酒・・・美しい鴨川、聚楽、まるたけえびす
- 京の都を守護する 四神を描いた「平安四神」
- 国産果実の京都産リキュール・・・古都のリキュール 檸檬/柚子
この中でも有名なのは、「古都」という酒で、川端康成が「この酒の風味こそ京都の味」と言って、好んだものです。
淡麗で辛口の大吟醸で、フルーティーながらもキレの良い味わいで、毎日飲んでも飽きないお酒みたいです。
佐々木酒造のホームページを見ていると、いろいろ飲みたくなってきて、困ってしまいます。
上質の水、京都産の米、特別な酵母を使っているのが、佐々木酒造の特徴です。
まとめ
今回は、佐々木蔵之介さんの実家の酒蔵である、佐々木酒造について、取り上げてみました。
まとめると、
- 「佐々木酒造」は、「京都府京都市上京区日暮通椹木町下ル北伊勢屋町727」にある。
- 上質の水、京都産の米、特別な酵母を使用して作ったお酒が、とてもおいしい。
- 川端康成は「古都」という酒を「この酒の風味こそ京都の味」と言って、好んでいた。
以上です。
なんか、お酒飲みたくなってきましたね。
佐々木蔵之介さんの益々の活躍と、佐々木酒造のこれからの発展をお祈りしながら、このページを終わりたいと思います。
最後までお付き合い、ありがとうございました。
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